良い問診票がクラーク運用をスムーズに

クラーク運用のススメ(10)

クラーク育成のためクリニックに訪問する際、現在使用している問診票を拝見することが多くあります。
問診票はクリニックによって様々で、院長の考え方が色濃く出ているように感じます。

受付での問診表入力がトレーニングにつながる

「電子カルテクラーク導入プログラム」では、問診票の入力を受付で行い、その内容を元に、S(主訴)を作成することをおすすめしています。

受付スタッフが問診票を入力することは、クラークのスキルである「患者の訴え(s)を入力する」トレーニングにもつながります。

情報の整理が重要

ところで、問診票にはどのような内容が記載されていると良いのでしょうか。

基本要素は「いつ(発症時期)」「どこが(部位)」「どうした(症状)」という情報です。これはそのまま患者さんの主訴としてカルテへの転記が可能です。

この情報の他には、体温・血圧などのバイタル情報や既往歴、アレルギー、薬歴などが盛り込まれているのが一般的です。

情報が整理された良い問診票はクラーク運用をサポートしてくれます。

また、問診票のどの部分が主訴で、どの部分が所見、とあらかじめ転記ルールを決めておくとさらに良いでしょう。

これを決めておくことで、クラークは迷いなくスムーズに代行入力を行うことが可能になります。

執筆:大西

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