福島県での電子カルテ+クラーク養成講座〈2〉自転車をこぐように
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電子カルテ+クラーク養成講座の現場から(6)
7月12日、13日に二本松市で開催された、福島県で2回目となる「クラーク養成2日連続講座」は、前回の反省を踏まえて人数をしぼらせていただき、10名での開催となりました。
1人1台のシステムを利用できるようにと、電子カルテメーカー5社からサポートを仰ぎ、電子カルテも10台ご用意いただきました。
合計10時間の研修のうち、電子カルテを使った講習が7割を占めます。
1人につき1台を使用して研修を受けることができ、参加者の満足度も非常に高かったように感じます。
今回、少人数にこだわった理由について、講座の中で以下のような話をしています。
みなさん、自転車の運転を思い出してください。
自転車を運転するとき、右足を90度に引き上げ、前方に30度押し出す。
その後左足を同様に動かし、これを交互に繰り返す。
理論的には正しいのですが、実際にこのように考えて運転している方はまずいないと思います。
自転車の運転は体が覚えていますので、自然とできるのです。頭で考えて運転していては転んでしまいます。
これとクラークの入力は同じことなんです。
クラークとしての動き方を体で覚えていただくためには、繰り返し繰り返し、本番に近い環境でトレーニングをする必要があります。
できるだけ多くの時間をシステム研修に当てたいというのが、少人数にこだわった理由でした。
現在、クラーク養成講座は、東京、大阪、そしてこの福島で取り組んでいます。
今回は福島県保険医協会様のご好意で実現できた出張講座でしたが、今後もさらに様々な地域に出向いて開催して参りたいと思います。
執筆:大西