受講者同士の交流でクラーク業務のモチベーションアップ
電子カルテ+クラーク養成講座の現場から(9)
10月4日(土)・5日(日)に「電子カルテ+クラーク養成講座」の「短期集中」コースを開催いたしました。
こちらは、2日間で集中的に受講していただくコースです。
受講される皆さんは、勤務先の診療科も、使用している電子カルテも異なります。
すでにクラーク業務を担当されている方もいらっしゃいますし、電子カルテの本格稼動に向けて準備中の方もいらっしゃいます。
そして、医療機関の規模や診療科、電子カルテの種類など、院内の環境が違えば、日々の業務の内容も当然違ってきます。
講座内のワークやロールプレイングの中では、お互いの業務や院内の運用を知る機会がありますが、受講者さん同士で「クリニックによってこんなに違うのですね!」とビックリされていました。
他の医療機関の環境を知ることは、とても刺激になるようです。
クラークデビューに向けて少し不安な気持ちを持っている方が「自院にあったやり方で進めればいいんだ」とちょっと安心したり、他の医療機関の運用に触れることで、「私も、もっと頑張ろう!」と奮起したりと、講座を通じて、たくさんの相乗効果が生まれました。
講座2日目のランチタイムには、それぞれの業務の話題も交えて和気あいあいとした雰囲気の皆さんを見て、さまざまな環境で働いているスタッフさんが交流できることも、この講座の醍醐味のひとつなのだな、と改めて感じさせていただきました。
それぞれの背景は違っても、クラークとして目指していただきたいゴールは共通しています。
「医師の右腕になる」こと、そして今以上に「医療機関を活性化する」こと。
ぜひ、他の医療機関の事例も参考にして、より良いクラーク運用を目指していただければと思います。
2日間の講座を受講された皆さんが、勤務先に新しい風を持ち帰って、今まで以上に活躍されることを楽しみにしています。
執筆:松井