医療クラークを担う受付事務員を評価するにはどうしたらよいか

特別手当として「医療クラーク手当」を定めてみてはいかがでしょうか。

クラーク運用のお悩み相談(2)

「電子カルテ+クラーク養成講座」の体験セミナーにご参加いただいた皆様や、メディプラザにお問い合わせいただきました先生方にご相談いただいたお悩みの内容と、その回答をご紹介させていただきます。

多くのクリニックで頭を悩ませているのは人の問題です。
クリニックの院長先生は、職員の皆様にやりがいを持って生き生きと仕事に励んでいただくことを切望されています。

今回は、一生懸命仕事に励んでいただいた職員に更にモチベーションを上げていただくための評価(賃金制度)についてのご相談です。

医療クラークに挑戦したいと言ってくれている受付事務員の評価を上げたいのだが、他の職員との兼ね合いもある。どのように評価すればよいのだろうか。

  まずは医療クラーク手当を定めてはいかがでしょうか。

電子カルテを導入されて間もないクリニック様で、電子カルテのクラーク運用を検討された事例をご紹介します。
有志の受付事務員が、院長先生と患者さんのお役に立ちたいという気持ちから、医療クラークとして電子カルテ入力に挑戦したいとおっしゃっていたそうです。

院長先生は、医療クラークに挑戦する受付事務員を評価したいと考えられていらっしゃいますが、基本給を上げると、看護師や医療クラークに挑戦しない受付事務員からの反発が予想されることから、評価することを躊躇されていました。
そこで、特別手当として「医療クラーク手当」を定めてみてはどうでしょうかと助言いたしました。

仕事の役割に対して払われる手当であれば、医療クラークに従事している間、評価されることになります。
こういった評価方法であれば、受付事務員だけではなく看護師も医療クラークに挑戦する意欲があれば支給の対象になれます。

また、評価対象として求められる能力には、自身のスキルだけではなく、これから医療クラークを目指す方への教育も含まれますので、いわばリーダーを育成することにも繋がります。

皆様も一度検討されてはいかがでしょうか。

執筆:石原

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