医療クラークに必要な能力はコミュニケーション力!
電子カルテ+クラーク養成講座の現場から(1)
2月13日に電子カルテ+クラーク養成講座の第3回目の講義がありました。
今回の講義ではいくつかのワークをもとに、クラークとしてのコミュニケーションの取り方について実践トレーニングを行いました。
クラークにとって、医師と受付、看護師、リハビリスタッフなど、様々な職種間の情報の橋渡しを行うのも大切な業務の一つです。
クラークが診療所の潤滑油として、どうすればスムーズなコミュニケーションが図れるか。ポイントは「お・も・て・な・し…」、いやいや「思いやり」のあるコミュニケーション。これがこの日の研修のメインテーマでした。
先生と話すのは苦手・・・?
「先生に話しかけるの苦手な人!」
この質問に、結構、手が上がるんですよね。診療現場のぴりぴりした雰囲気が、苦手というのがその理由のようです。
「クラークになると、四六時中先生の横にいるんですよ」
「え~、緊張します(笑)」
「想像するだけ気分が・・・」
受付からコンバートされたクラークにとっては、医師の隣で業務を行うだけで、緊張してしまうんですね。これはどんなに仲の良い職場でも大差はないようです。
講座では、どうすれば院内でより良いコミュニケーションを図れるか、いくつかのワークを実践しながら学んでいきます。
コミュニケーションで大事なのは、言葉よりも表情だった!
今回はワークをひとつだけ、ご紹介しましょう。
よく「言語2割、非言語8割」と言われます。実際の言語以上に、それ以外の表情や声のトーン、態度、雰囲気によってコミュニケーションが行われているのです。
そこでワークを通して、言葉ではない、非言語によるコミュニケーションがいかに大切かを学んでいただきます。
講座参加者からうれしいメッセージをいただきました。
「今まで想像していたクラークとは違って驚きの連続でした。先生の隣で指示通り入力しているだけだと思っていましたが、それだけではなく、クリニックのことを知り自分も診察に携わっていく中で、患者さんの状況、先生のクセなどを日々つかみながら仕事をしていくということに、とても魅力を感じています」
このようにクラーク養成講座では、コミュニケーションスキルはクラークにとって大切なスキルと位置づけトレーニングを行っています。
執筆者:大西