スタッフがクラーク運用に乗り気でないときはどうしたらよい?

 不安を取り除くため、クラークの仕事や必要なスキルについて説明しましょう。

クラーク運用のお悩み相談(5)

「電子カルテ+クラーク養成講座」の体験セミナーにご参加いただいた皆様や、メディプラザにお問い合わせいただきました先生方にご相談いただいたお悩みの内容と、その回答をご紹介させていただきます。

クラーク運用は魅力的ですが、スタッフが乗り気ではありません。どうすればよいでしょうか。

 受付スタッフがクラークになるのを嫌がっている場合、不安を抱いていることが多いようです。クラークの仕事や必要なスキルを説明し、不安を解消しましょう。

クラークの仕事の説明

まず「クラークの仕事」を説明し、クラークの仕事の具体的なイメージが沸いていないために起こる不安を解消しましょう。

クラークの仕事は、「医師事務作業補助体制加算(通称、医療クラーク加算)」の中で、以下のように定義されています。

電子カルテの代行入力
医療文書の作成代行
その他の医師の事務作業(レセプト請求関連、診療データの整理等)の代行

「電子カルテ+クラーク養成講座」では、診療所の運営にフォーカスし、これらの業務のうち、「電子カルテの代行入力」の実務をマスターする講座と位置づけています。

クラークになるための必要なスキルとステップ

クラークの仕事は受付スタッフにとって初めての業務ばかりですから、必要なスキルを説明するとよいでしょう。

電子カルテの代行入力を行うためには、「カルテの理解」「電子カルテ操作のマスター」「医療用語の理解」「診療の流れの理解」など、勉強すべきことが多くあります。

これらを事前に勉強しておかないと、クラーク担当者は何をどのように行なったらよいのかわからず、非常に強いストレスを感じてしまいます。

効率よくスキルを学ぶためのステップ

これらのスキルを効率よく学びたいとの要望から生まれたのが、「電子カルテ+クラーク養成講座」です。

効率的にスキルをマスターするためには以下のようなステップが必要となります。

カルテの仕組みとカルテ用語を理解する
電子カルテの操作をマスターする
(車を運転するかのように自然に入力できるようになるまで、繰り返し練習する必要があります。この習熟レベルをあげることが、クラーク業務の余裕を生み出します)
診療の中でカルテを作成する
医師の意図を汲み取り、カルテを入力できるようになる
(クラークは医師の協力なくしては上手くいきません。医師が適切な指示ができ、その指示をカルテに記載できるようになるためには、医師とクラークが一緒に勉強することも重要です)

このように、「仕事の内容が分からない」「クラークになるためのスキルが分からない」といった2つの不安要素を取り除くことで、クラークへの第一歩が踏み出せると思います。

クラークになるスタッフの不安を取り除かなければ、前には進めません。
このような悩みがあれば、お気軽にご相談ください。事前にご説明に伺います。

執筆:大西

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