クリニックの悩みをクラーク運用で解決するために
電子カルテ+クラーク養成講座の現場から(11)
「電子カルテ+クラーク養成講座」を始めてから、1年半が経ち約100名の受講生の方とお会いすることができました。
今回は、講師の裏話を少しだけご紹介したいと思います!!
講座前の準備
講座を行う前には、様々な準備を行います。
「どんな診療所なのか、メインの診療科は何科か」
「どんな方々が受講されるのか」
「どの電子カルテを導入しているのか」
「クラーク運用でどんな問題を解決したいのか」
このような医療機関の特色や状況、受講者の立場など様々な要素を加味して「どこを重点的に講座内容に盛り込むか」などを講師陣で話し合い、その時の参加人数や診療科目によっても、少しずつ内容を変えて実施しています。
実際、この講座では様々な診療科目の方が参加されるので、受講生同士が「自分たちのクリニックではこういうことやっているよ」など、活発な情報交換をされることも、ひとつの特徴です。
講座の使命
私たちは講師という教える立場ですが、同時に受講生の方から学ばせていただき、より一層よい講座にしていこうとスタッフ全員で知恵を絞っています。
そして、一人でも脱落する受講生が出ないように、講師は全力投球で講座を進めています。
講座の使命は、クリニックに戻られてから、受講生一人一人が即戦力になることです。
さらには、単に電子カルテを代行入力するだけではなく、医師の診察業務がよりスムーズになり、患者さんにとって「スタッフ全員に診てもらっている」という安心感を提供できる、そんなクリニック作りのサポートをすることだと思っています。
講座では、講師の「クリニックの悩みをクラーク運用で解決したい」という熱い思いがなければ、充実した2日間にはなりません。
責任も大きいのですが、講座が終了した後の感想文など拝見していると、その思いは伝わっているような気がします。
また、最後に全員で集合写真を撮るのですが、受講生の皆様も「やり終えた!」という安心感からか、自然と笑顔があふれています。
これが、何よりも講師にとって最高のご褒美です。
私たちもたくさん学ばせていただき、受講生と共に「電子カルテ+クラーク養成講座」を、これからも成長させていきたいと思っています。
執筆:北村