クラーク運用をスタッフ全員が理解することで、クリニックが活性化〈2〉

クラーク運用の現場から(5)

「電子カルテ+クラーク養成講座」短期集中コースと、その後の導入支援を実施したクリニックに最終のご訪問をさせていただきました。

同クリニックで現在クラークを担っているのは、3名のスタッフさんです。
前回ご訪問させていただいた時は、講座終了後それほど経っていない時期でした。
既にクラークデビューされており、周囲の協力を得て、何とかクラークとしてデビューしているとおっしゃっていましたが、その当時も、すでに電子カルテの機能などを把握し、しっかりと先生のお役立ちができている状態でした。

今回さらに、クラーク運用だけでなく、クリニック自体がどのような雰囲気になっているか、ドキドキしながらご訪問させていただきました。

前回に引き続き「なんと、すごい!!」

チームワークのよさに感動

職種を問わずスタッフのみなさんが、それぞれの役割をしっかりと認識し、看護師さんがクラークさんのフォローをしたり、その逆もありました!!
先生を中心にスタッフのみなさまが互いに連携しながら、いかに診察がスムーズに進むかを考えて、動かれていました。
そのチームワークの良さに、感動しました!!

混雑していてもクラーク運用ならば患者さんと向き合える

本日の午後診の患者さんの人数は約100人でした。
この患者数をみても、混雑している状況がよくわかります。
しかし、クラークさんがいることで、先生は診察に集中することができ、「混雑していても患者さんとの会話ができる」と喜んでおられました。

医師はクラークに分かりやすく指示を出す

クラーク運用はスタッフだけでなく、医師の協力も大切です。
このクリニックでも、クラークさんが電子カルテに入力しやすいように、クラークさんの方を見て、はっきりした声で指示を出されていました。
だからこそ、クラークは安心して医師のサポートができるようになるのです。

クラーク運用で待ち時間が大幅に短縮

医師が電子カルテにほとんど触ることがなくなったため、1人にかかる診察時間はクラーク運用をする前より、半分の時間になったそうです。
そのため、患者さんの待ち時間が大幅に短くなったのでした。
患者さんの待ち時間が短縮したうえ、医師が診察に集中できることで
患者満足度が高まっているとのことでした。

待ち時間が減ったら早く帰れるようになった

患者さんが多いときは、業務終了が22時を過ぎることもあったそうですが、クラーク運用に移行してからは20時台に帰れるようになったとのこと。
先生もスタッフさんもクラーク運用のおかげで「残業時間が減った」と喜ばれていました。

クラークを導入する前に、スタッフのみなさまがおっしゃっていた「願い」が叶っていたのです。これはクラークさんだけでなく、先生も含め全員で助け合っているからこそ、実現されているのだと感じました。

今後、患者さんが増えたとしても、みなさまで助け合ってクリニックを活性化していくことでしょう!!

クラーク運用は、クリニックを活性化することができ、しかも患者さんにとってもよいということがよくわかりました。
このクリニックさんに出会えたことに感謝しています。

執筆:北村

mailmaga

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