クラーク運用が電子カルテの導入障壁を低くする

医療クラーク育成のポイント(4)

クラークを活用している医師にインタビューすると、「紙カルテの頃よりも診療に集中できるようになり、患者さんを診るスピードも上がった。
電子カルテとクラークは理想的な診療のスタイルだ」と話されます。

クラークの採用により「パソコンが苦手な場合」や「患者さんが多い場合」の電子カルテ導入の2つの課題をクリアすることができます。

クラークが電子カルテ入力を代行すると、医師はパソコンに入力する作業がほとんどなくなります。
その結果、患者さんの方をしっかりと向いて診療することができるのです。
もう、画面ばかり見て、患者さんの顔を見ないと、指摘されることがなくなるのです。

そればかりか、クラーク運用では、医師は入力作業に労力や気をとられずに診察に集中できるため、紙カルテの頃よりも多くの患者さんに対応できるケースもあります。

電子カルテとクラークによって、待ち時間が短縮し、患者さんが増えることもあるのです。

 執筆者:大西(2013.8.23)

(次回に続く)

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