クラークの必需品『クラークノート』活用術!
クラーク運用の現場から(1)
講座が終了してクリニックに戻ると、いよいよクラークデビューに向けた準備が始まりますね。
メディプラザでは「クラーク導入支援」としてクリニックへの訪問指導もおこなっています。
新たにクラーク運用をスタートする時に、スタッフのみなさんに私が一番初めにお伝えするのは・・・
「今日からクラークノートを作りましょう」という提案です。
クラークノートって何だろう?
スタッフ間の申し送り用にノートを活用されているクリニックは多いと思いますが、そのクラークバージョンです。
まずは書いてみよう!
私からの提案はこの2つです。
- まずは1ヶ月間、クラーク業務に就いた日は必ず気付いたことをノートに書きましょう。
- そして次の業務の前には必ずノートに目を通しましょう。
大切なのは、この「必ず書く」という点です。
といってもクラークをするのはこれから・・・。みなさん、何を書いたらいいの?といった顔をされます。
「まだ手探り状態だから何も決まっていないし、みんなに連絡するような内容はありません」という声があがることもあります。
実際にはどんなことを書けばいいの?
実はノートに書く内容は何でもOKなのです。
クラーク業務中に先生から指示を受けたことや、申し送り事項を書くのはもちろんですが、初めのうちはみなさんが気付いたことをどんどん書いてみてください。
いままで受付業務をメインで担当していたスタッフさんが診察室に入ってみると、初めて目にするもの、耳にすることがたくさんあります。
そして、「これって何のことだろう?」という疑問や、「先生はこんな風に診察をしているんだ!」「この部分だったらお手伝いできそう!!」といった小さな気付きがたくさん出てくるはずです。
まずはそういった「新しい発見」をノートに書いて、スタッフ全員で共有していきましょう。
さらにステップアップ!
業務をしているうちに、こんなことやってみたらどうかな?という提案も出てくることでしょう。
「今度みんなに相談してみよう」と思っていても、業務が慌しくて、つい忘れてしまうこともありますよね。
そんなひらめきも是非ノートに書き留めておいてください。
クラーク業務を担当するスタッフさんが複数いても、診察室で業務にあたっている時は1人です。
診察の状況によってさまざまなケースがあって、もしかしたら気付いたのはあなたひとりかもしれません。
でも、他のスタッフさんも実は同じことを感じていたかもしれませんし、提案することで「こんな方法はどうかな?」という新しいアイデアが出てくることもあります。
恥ずかしがらずに、まずは自分から進んで情報発信。そしてどんどんコミュニケーションの輪を広げていきましょう!
使い方次第でたくさんの可能性が広がる『クラークノート』、是非活用してくださいね。
執筆:松井