【クラークこぼれ話】
医療事務専門学校での電子カルテクラーク講座
クラークこぼれ話(2)
メディプラザでは、医療事務専門学校の授業の一環として電子カルテ講座を行なっています。
座学では、病院と診療所との電子カルテの違いを説明することからはじまり、医療機関でどのように電子カルテが使われているか、これからの電子カルテはどのようになっていくのかなどをお話しています。
また、メディプラザでおこなっている「電子カルテ+クラーク養成講座」と同様、実際に医療機関で使用されている本物の電子カルテを使用して、入力やクラークの体験をしていただいています。
医療事務専門学校の学生さんは、就職した経験のない方が大半です。
ビジネスマナーなど、社会に出て必要になる知識と経験を積むのはこれからですが、授業では素直に何にでも興味をもって学習してくれているのがよくわかります。
私も含めて社会人として何年も働いていると、経験が邪魔をして「素直」という点では学生に負けているかもしれません。
どのような職業に就いたとしても言えることかもしれませんが、電子カルテクラークになるにあたって大切なのは、「気付き」と「素直さ」です。
先生と患者さん、スタッフさんをつなぐ役割を持つクラークが、周囲の動きや感情を察知して、それぞれの伝えたいことをくみ取る気付きの力と、それを素直な気持ちで受け取り周囲に伝えていく力を持ち合わせていると、クリニック内のコミュニケーションが円滑になります。
経験によって培われる気付きは、社会人の得意分野です。一方、謙虚で素直な方が多いのはやはり学生の魅力だと思います。
私はいつも、自分には足りない部分を学生さんに教えていただいています。
執筆:石原