クラークスタッフの定着について

クラーク運用のススメ(11)

クラーク運用で最近相談の多い、スタッフの定着について3つの観点から考えてみます。

クラークは交代制で

クラーク運用を行う場合、医師1人に対して最低2名が日替わりでつく体制が好ましいです。
1人では、急な休みに対応できないためです。
また、疲労やストレスのたまりやすいポジションですから、定期的に休めるような体制作りも重要です。

褒めて伸ばす

クラークはもともと正式な医療の教育を受けているわけではありません。
そのため、慣れるまではスピードも記載内容も、医師にとって満足いくレベルではないでしょう。

このレベルを引き上げていくのは、常にペアを組む医師の仕事です。

その際、心がけて欲しいのは、少しでもよいので現時点よりも良くなるたびに、その成長を承認して褒めることです。
この褒めるという行為がクラークとの信頼関係、成長につながるのです。

クラーク手当

クラークは専門性が高く、負担の多い職種です。そこで、「クラーク手当」といった項目で、新規に手当をつけてはいかがでしょうか。
労に報いるには、やはり金銭面での評価が重要です。

診療所のコントロールタワーとしての役割を担うクラークに対して、受付スタッフの時よりも高い評価をしていると目に見えることが継続につながります。

このように、クラークが長く勤務するためには、体制、承認、そして金銭的な評価が重要なのです。

執筆:大西

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