クラークに向いているのはどんな人?

「素直な考え方」「周囲に気を配れる事」が大切です。

クラーク運用のお悩み相談(9)

「電子カルテクラーク導入プログラム」の体験セミナーにご参加いただいた皆様や、メディプラザにお問い合わせいただきました先生方にご相談いただいたお悩みの内容と、その回答をご紹介させていただきます。

Q クラーク運用をするにあたって、必要な能力はなんですか?

 A よくいただく質問ですが、電子カルテ代行入力のスキルを磨くだけでは、良いクラークにはなれません。同時に心(考え方や姿勢)を磨くことも、診療所スタッフの一員であるクラークとして大切です。

電子カルテ代行入力のスキルを磨くだけではダメな理由

クラークは、医師のそばで診療に携わるため、医師の指示を素直に聞き入れられる、柔軟な姿勢が必要になります。また、どんなに忙しい状況でも周囲に気を配れることも重要です。

電子カルテ代行入力のスキル以外に、「素直な考え方」「周囲に気を配れること」など、考え方や姿勢も良いクラークになるための大切な要素となるということです。

もし、クラークに必要な考え方や姿勢を理解できていない場合はどうでしょう。

例えば、以下のようなことが起こることがあります。

(1)電子カルテの入力に必死になり、周囲の状況が見えなくなる
(2)キーボードをたたく音が診察室に響いていても気付かない
(3)仕事へのこだわりが強く、頑固になってしまう
(4)患者さん・医師・スタッフが、自分に対してどういう印象を持っているか気にならない
(5)医師からの注意や指摘をされた際に、嫌な表情・態度になっている

クラークになると、患者さんとの距離もこれまで以上に近くなるため、自分の態度ひとつで、クリニックの印象を左右することを十分理解する必要があります。

電子カルテ代行入力のスキルと、クラークに必要な考え方や姿勢を身につけ、良いクラークになっていただきたいと思います。

コミュニケーショントレーニング

私どもが開催している「電子カルテクラーク導入プログラム」では、クラークの理論や仕組み、電子カルテ代行入力のトレーニングなどの他に、クラークに必要なコミュニケーション能力についてもお教えしています。

講座で行っているワークを1つご紹介します。

下記の手順でワークを行います。
①2人1組になって、A(話す役)とB(聞き役)を決める
②Aは、最近あった嬉しかったこと、楽しかったことについてBに話す
③1回目は、Bは、いつも通り、普通に聞く
④2回目は、Bは、Aから視線を外し、相槌も打たずに聞く
⑤A・Bの役割を交代して、同じように実施する

ワークが終了したら、③の場合と④の場合でどのような違いを感じたか、確認し合います。

電子カルテの代行入力をしている時に、自分がどういう状況になっているか確認する

このワークは、電子カルテを入力している医師が、患者さんの目を見ず、相槌も打たずに電子カルテの入力に必死になっている、という状況を体験してもらうものです。

多くの場合、④では話しにくいと感じます。それが、患者さんの感覚なのです。
クラークとして電子カルテを入力するときにも、同じことをしてしまわないように、自分で感じることが大切です。

この他にも、受講される皆様が良いクラークになるため、効果的なワークを数種類ご用意しています。

ご興味のあられる方は、ぜひメディプラザにお問い合わせください!!

講座の日程・お問い合わせはこちらをクリック!

執筆:北村

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