新たなスタッフにクラーク業務を担ってもらう方法
クラーク研修の現場から(13)
私どもが開催している「電子カルテクラーク導入プログラム(旧:電子カルテ+クラーク養成講座)」の研修に参加されたクリニック様から、下記のようなご質問をいただきました。
先生のお悩み
研修参加者以外の、現在クラーク業務を行っていないスタッフ(事務・看護師など)にもクラークに近い業務を担ってもらいたいが、どうすればよいでしょうか?
クラーク業務を担ってもらうための流れ
(1)医師が「スタッフへの動機付け」と「新しいスタイルへの全スタッフの共通理解」のため、医師の思いを説明する時間を設ける。
(2)メインでクラーク業務を行っている方が、新しくクラーク業務を始める方にクラーク業務の要点を指導する。
(3)院内でOJTを行う(On-the-Job Training:普段の業務の中でトレーニングを行うこと)。
(4)医師とスタッフの役割分担を再度決め(運用のルール化をし)、見直しを行う。
まとめ
新しくクラーク業務を始めた方は、教えてすぐに一人前にはなりません。
日々の業務の中で、根気よく教育していくことが大切です。
徐々に成長していっていただくよう温かく見守りながら、全員で協力していただければと思います。
※メインのクラークの方が指導する時間を設けることができない場合は、お気軽にご相談ください。
メディプラザでは新しいスタッフの研修参加も承っております。
まだ受講されていない方へ、研修のご案内
クラーク業務を全スタッフが担うと、全員が医師のそばで診療に関わるようになります。
医師とスタッフの距離が近づき、コミュニケーションがよくなることで、スタッフ同士も連携意識が高まります。
そして、この新しい取り組みをスタッフ全員でやり遂げることで一体感が出てきますので、診療所全体が真のチームになれるのではないでしょうか。
クラーク運用は、スタッフ全員が協力することに大きな意味があります。
ぜひ、スタッフ全員がクラーク業務を担っていただければと思います。
全員でのクラーク運用実現のため、私どもが開催しております「電子カルテクラーク導入プログラム」をご案内いたします。
<研修で学ぶメリット>
●以前からクラークをしていたスタッフとこれから始めるスタッフでスタートが違っても、全員が同じ内容の教育を受けることができ、同じ知識や理解を得ることができる。
●クラーク運用の仕組み(紙カルテ・電子カルテ・クラーク業務の流れ等)を学ぶことで、基礎固めができる。
●クラーク運用に必要なスキル(カルテ作成・電子カルテ操作・コミュニケーション)を集中して習得することができる。
●医師とクラークの役割分担を理解し、自院に合ったクラーク運用を探ることができる(または、見直せる)。
●実際の診療場面を想定したロールプレイングを繰り返し行うため、現場に合ったスキルが身につく。
●人数を絞った少人数制クラスのため、一人一人確実にスキルをマスターできる。
このプログラムは、クラークによる電子カルテ代行入力の仕組み作りを支援するプログラムとなっております。
業務中に十分時間を取ることの難しい理論や仕組み、役割分担(運用のルール化)や見直しなどを行い、電子カルテの実機を用いたワークを中心にメディプラザでお教えします。
ご興味のあられる方は、ぜひメディプラザにお問い合わせください!!
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執筆:北村