私が自信を持っておすすめします

菅野耳鼻咽喉科 院長 菅野 澄雄

菅野院長診療所にとって電子カルテは道具以上のものではありません。重要なのは道具である電子カルテを使いこなすことで、今まで慣れ親しんだ紙カルテ以上の効果が出せることなのです。これが実現できないために、電子カルテの導入に二の足を踏んでいる医師が多いのではないでしょうか。

そこで当院では、電子カルテの導入に合わせて医師の入力をサポートする「クラーク」の運用を選択しました。耳鼻咽喉科のように患者さんが多く、処置の多い診療科では、スタッフの協力がないと電子カルテの導入はうまく回らないと考えたからです。

クラークの運用とはどういうものかを、ここで少しご紹介しましょう。まず、来院した患者さんの問診票をスタッフが電子カルテに入力します。この時点で、私つまり医師ではなくスタッフによって診療が始まっているのです。具合が悪ければ、私より先にナースが見に行きます。感染症であればスタッフが隔離室にお連れします。全てが当たり前に進んでいきます。この結果、私は医師として最後の確認作業を行うだけで良くなるのです。このような経験のなかで、スタッフの力量は間違いなくアップしてきました。いまでは私にとって頼りになる右腕が多く育っています。

クラークは、私のことをいつも見ており、私が何を考え、何をしようとしているのか、次はどんな展開になるのかを考えています。クラークは医師と二人三脚で診療を行っているのです。クラーク育成とは、もうひとりの自分、すなわち医師の分身を創ることだったのです。クラークは患者さんのためを常に考え、自然と患者さんのつらい気持ちに寄り添ってあげられます。患者さんからはとても優しいスタッフに見えることでしょう。

私が協力したメディプラザの「電子カルテ+クラーク養成講座」はそんな素晴らしいスタッフを育成するプログラムです。クラークの育成は「習うより慣れろ」という私の持論を再現するため実際の現場の運用を考慮して、クラークのロールプレイングや電子カルテの操作研修など多くの実践に基づく内容となっています。この講座を受講することで、きっと皆様の診療所にも電子カルテを使いこなせる、医師と一緒になって真摯に患者さんと向き合うことができる右腕が誕生することでしょう。

菅野澄雅

ページの先頭へ